ニュースリリース

人手不足・脱炭素に貢献する 杭頭接合技術「FD-PHジョイント®構法」を開発
~杭頭処理時間の85%以上削減と産業廃棄物の大幅削減を実現~

2026年7月13日

 日本ヒューム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増渕智之)と岡部株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:河瀬博英)は、既製コンクリート杭(SC杭*1)における杭頭処理工程を大幅に簡素化する新たな杭頭接合技術「FD-PHジョイント®構法」を共同開発し、一般財団法人土木研究センターの「建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」による審議を経て、建技審証第2601号を取得いたしましたのでお知らせいたします。

■市場環境と開発の背景
 建設業界では、人手不足の深刻化や脱炭素への対応が大きな課題となっています。特に既製コンクリート杭の施工では、杭頭処理に多くの人手と時間を要し、コンクリート殻や鋼材スクラップが発生することが長年の課題でした。
 私たちは、この工程が、施工現場の生産性向上と環境負荷低減を同時に実現できる重要な改善領域であると考え、新たな杭頭接合技術「FD-PHジョイント®構法」を開発いたしました。

■技術の内容
 本構法は、機械式継手を採用することで、従来必要であった鋼管の溶断やコンクリートのはつり作業を不要にしました。これにより、杭頭処理時間を従来比85%以上削減するとともに、施工時に発生するコンクリート殻や鋼材スクラップをほぼゼロに抑えます。効率化と環境負荷低減を同時に実現する技術になります。

・本構法の施工状況
                  
         <杭頭鉄筋の取り付け状況>                     <設置完了後>


・従来工法の施工状況
          <杭頭の鋼管溶断・コンクリートはつり状況>                 <はつり完了後>

■社会・顧客への価値
 本構法は、発注者にとっては工期短縮と品質の安定化につながります。また、建設副産物の削減により、脱炭素や循環型社会への対応を求める発注者のニーズにも応えることができます。

■今後の展開
 今後は、本構法の普及を進めるとともに、施工現場で培った知見をもとに、生産性向上や環境負荷低減につながる新たな技術開発を進めてまいります。
 日本ヒュームは、既製コンクリート杭の施工現場の課題を技術で解決することで、基礎事業の競争力を高めてまいります。
 中期経営計画「26-30計画 NEXT100」のもと、社会課題を成長機会へと変え、持続的な企業価値向上を目指してまいります。


FD-PHジョイント建設技術審査証明書


 【審査証明概要】
  建設技術審査証明事業
  (土木系材料・製品・技術、道路保全技術)
  技術名称:「FD-PHジョイント構法」
  (副題:鉄筋の機械式継手を用いたSC杭の杭頭接合構法)
  依頼者 :日本ヒューム株式会社、岡部株式会社
  証明番号:建技審証第2601号  一般財団法人土木研究センター
  有効期限:2031年3月15日






※技術の概要等は下記URLをクリックしてご確認ください。
https://www.jacic.or.jp/jacic-hp/node/19728

*1:SC杭(Steel Composite Concrete Piles)とは、外殻の鋼管の内側に高強度コンクリートを流し込んで遠心成形した複合杭のことです。


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