『日本初』のセメントレスプレキャスト製品用コンクリートでの建設技術審査証明を取得しました
2024年11月8日
東京都下水道サービス株式会社(社長:神山守)と日本ヒューム株式会社(社長:増渕智之)が共同開発した「e -CON®」が、セメントをまったく使用しない、セメントレスプレキャスト製品用コンクリートとして、日本で初めて建設技術審査証明(一般財団法人 土木研究センター)を取得しました。技術名称 セメントレスプレキャスト製品用コンクリート「e-CON」 建設技術審査証明 (土木系材料・製品・技術、道路保全技術) 一般財団法人 土木研究センター 建技審証 第2402号 ( 有効期限:2029年9月17日)
<建設技術審査証明の内容> ・セメントコンクリートと同等の成形性 ・セメントコンクリートと同等の力学的特性 ・セメントコンクリートと同等の長さ変化特性 ・セメントコンクリートより優れた、硫酸に対する抵抗性 <建設技術審査証明の範囲> ・日本産業規格(JIS)に適合した材料を使用する。 ・蒸気養生による遠心成形・振動締固製品を対象とする。 ・凍害、塩害、中性化に対する環境下では、セメントコンクリートと同様に 適切な対策を施すものとする。
建設技術審査証明とは?
・建設技術審査証明は、民間で開発された新技術を建設事業へ適正かつ円滑な導入を図り、新技術による建設技術水準の向上を 目的とした制度です。 ・この制度は、建設大臣告示に基づき、建設大臣から認定を受けた14法人が行っていた「民間開発建設技術の技術審査・証明事業」の 実績を基に、平成13年より実施されています。 ・技術内容は、学識経験者などで構成される委員会によって厳格に審査され、その妥当性が客観的に証明されます。したがって、 審査証明を取得した技術は、施主に対して高い信頼性を提供し、公共事業等での幅広い採用が可能となるものです。「e -CON®」の今後の展開について
◎現在、耐塩害性などの追加試験を実施中であり、さらなる審査証明範囲の拡大を進めてまいります。 ・耐塩害性 :普通コンクリートの5倍(塩分拡散係数)※ ・CO₂削減率 :セメントに替わる材料の発生量原単位で普通コンクリートに比べ約80%削減 ※ ・産業副産物利用率:セメントに代わる主成分 リサイクル材を90%使用 ※ ※ 今回の審査証明の範囲外です。(性能は当社比) ・「e- CON®」が持つ特長を活かせる、様々な現場での採用を目指しています。 港 湾:桟橋、海洋構造物、消波ブロックなど 下水道:ヒューム管、マンホール、セグメント、プレキャスト貯留槽、処理場など 上水道:水道弁室、さや管、浄水場関連・プレキャスト回廊など 道 路:中央分離帯、壁高欄、擁壁、PCウェル等基礎構造物など 河 川:フリューム、河川ブロック、水門など ・全国で製造販売できるネットワークづくりをしています。納入事例
「e -CON®」開発社について
東京都下⽔道サービス株式会社について
(事業概要) ◎東京都の政策連携団体として事業運営を進めています。 ・下⽔道施設の維持管理等に関する事業 ・下⽔道処理⽔リサイクル事業・残⼟再利⽤及びに下⽔汚泥の資源化 ・下⽔道に関する研究および調査と技術開発事業 ・その他、下⽔道に関連する⼀切の事業 (会社概要) 社 名:東京都下⽔道サービス株式会社 本社所在地:東京都千代⽥区⼤⼿町2-6-3(銭瓶町ビルディング) 代表取締役:神⼭守 設 ⽴:1984年8⽉1⽇ ホームページ:https://www.tgs-sw.co.jp/⽇本ヒューム株式会社について
(事業概要) ◎日本で最初にヒューム管を製造したメーカーであり、現在では「総合コンクリート、主義」を掲げ、 コンクリート2次製品の設計・製造・施工といった全方位のワンストップサービスを提供しています。 ・プレキャストコンクリート製品の開発・設計・製造・⼯事 ・建設基礎杭等の製品の開発・設計・製造・ICTを活用した工事の総合施工管理システム ・下⽔道の更⽣・耐震化・光ファイバー設置等の技術開発・工事 ・太陽光発電・不動産賃貸事業 (会社概要) 社 名:⽇本ヒューム株式会社 本社所在地:東京都港区新橋5−33−11(新橋NHビル) 代表取締役:増渕智之 設 ⽴:1925年10⽉20⽇ 上 場:東証プライム市場 ホームページ:https://www.nipponhume.co.jp/本プレスリリースの問合せ先
⽇本ヒューム株式会社 営業推進本部 TEL 03-3433−5180 ホームページ:https://www.nipponhume.co.jp/