発生残土を大幅に削減できる既製コンクリート杭高支持力中掘り拡大根固め工法 「CP-X工法」を開発
2025年1月15日
日本ヒューム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:増渕 智之、以下日本ヒューム)と株式会社テノックス(本社:東京都港区、代表取締役社長:若尾 直、以下テノックス)は、2020年12月に資本業務提携を締結し、両社のシナジーを生かす新たな取り組みを進めておりました。 この度、建設基礎工事におけるサステナブルな社会の実現に向けた取り組みの一環として、社会問題化している建設発生残土を大幅に削減できる既製コンクリート杭高支持力中掘り拡大根固め工法である「CP-X工法」(商標登録出願中)を共同開発し、一般財団法人ベターリビングより認証(技術評定)を取得、2025年1月より販売を開始いたしますのでお知らせいたします。 1.既製コンクリート杭工法の概要 基礎工事の種類は、既製コンクリート杭工法、鋼管杭工法、場所打ちコンクリート杭工法、地盤改良工法などがある中で、中層以下の建築物については約70%を既製コンクリート杭工法が占めています。既製コンクリート杭工法には、穴を掘ってから杭を沈めるプレボーリング工法と、杭の先端部に設けたドリルで穴を掘りながら杭を沈める中掘り工法があります。 2.CP-X工法の概要 日本ヒュームの既製コンクリート杭と、テノックスの先端拡大根固め中掘り工法という両社の強みを組み合わせた、非常に高支持力でありながら低残土および工期短縮を実現する工法で、地球環境に優しく、また建設発生残土の削減を喫緊の課題とする顧客(元請建設会社)のニーズを満たす工法です。 【特長】 ①環境性能 プレボーリング工法と比較して残土量を約60~75%削減し、建設業界が率先して取り組んでいるサーキュラーエコノミーに貢献。 また、残土処理のための重機稼働や、残土搬出のための車両往来で生じるCO₂も、大幅に削減することができます。![]() |
![]() |
![]() |