ニュースリリース

シールドトンネル用の新型継手「ハイタッチアンカー継手」を開発

2025年2月3日

 日本ヒューム株式会社(本社:東京都港区、社長:増渕 智之)は、戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)と
共同で、シールドトンネルのRCセグメントに用いる新たなセグメント間継手「ハイタッチアンカー継手※(以下、本継手)」を開発しました。
 今後、特に下水道分野に多いφ1800~4000クラスの中小径RCセグメントに本継手を積極採用し、セグメント製品の低コスト化と設計の簡易化、製品品質のさらなる向上を推進していきます。


■ハイタッチアンカー継手とは
 RCセグメントの接続部のうちセグメントピース間の接続に使用し(図1)、挿入側金物を受入側金物に一方向に挿入することで接続が
 完了するボルト不要の継手です。
  ※「ハイタッチアンカー継手」の名称は、商標登録出願中です。
本継手の使用箇所
                         図1 本継手使用箇所


【特長】
①コンクリート内に埋め込まれる継手の定着部(アンカー部)が、真っすぐな平板の先端にくさび形状のアンカーを成形したシンプル
 かつコンパクトな構造で、中小径、薄肉厚のセグメント内にも配置しやすくなります(図2)。

本継手の使用箇所
                          図2 継手形状の概要


②材質は鋳造による一体成型のため溶接工程がなく、コスト削減を実現します。

③接続部の噛合いもアンカーと同じくさび形状となっており、継手に引張力が作用した時の
 開き変形を抑制し、継手部の耐久性を向上させます(図3)。


噛合い部くさび形状の効果

                        図3 噛合い部くさび形状の効果


【試験の例(セグメント継手曲げ試験)】

試験の例(セグメント継手曲げ試験)




◆本件に関するお問い合わせ先
 日本ヒューム株式会社 技術本部 
 TEL :03-3433-4114
 mail:nhc@nipponhume.co.jp

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