ハイビーエム(H・B・M)工法は、プレボーリング系拡大根固め工法の一種の埋込みぐい工法です。
支持層で拡大掘削して根固め球根を築造して先端にHBパイル(先端溝付き拡径杭)を使用することにより、大きな先端支持力を得ることができます。
先端地盤が砂質地盤の場合の杭先端支持力係数はα=400となります。
また、旧大臣認定工法と比較して大きな周面摩擦力を得ることができます。
特徴
①究極的なα、β、γ値を確保
旧認定工法と比較して、先端支持力係数α=400で2.2倍、砂質土層(β)で3.1倍、粘性土層(γ)で1.6倍にUPしています。
②環境にやさしい基礎杭を築造
高支持力杭設計により、採用杭径の小径化と使用本数の減少化を可能とし、基礎工事の工期短縮と掘削残土の低減を実現させました。
③日本中を網羅する高品質施工
経験豊富な既製杭メーカー8社共同による研究開発の成果を多種多様な地盤で立証しました。
④高強度・高品質の工場製品を提供
大きな地盤支持力とマッチングさせるため、105N/mm2以上の超高強度コンクリート杭を誕生させ、協会加盟の製造工場群が高品質製品を提供します。
⑤豊富な選択バリエーション
柱荷重との合理的な耐力対応を可能にするため、様々な径のHBパイル(先端溝付き拡径杭)を設定しました。
適用条件
1)杭先端地盤の種類: | 砂質地盤、礫質地盤 |
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2)杭径: | φ3035~φ120140 |
3)最大施工深さ: | 砂質地盤70m、礫質地盤66m |
地盤の許容支持力
施工方法
施工能率
(φ5060-40m)120~160m/日
(φ8095-40m)110~150m/日
(φ120140-40m)80~120m/日