NEWS RELEASE 2017.09.25
『i-Construction』加速するプレキャスト化への潮流
プレキャスト立孔『ウェルマン』
圧入工事で過去最大径
-顧客ニーズにあわせたプレキャスト立孔-
左の写真は、熊本市が発注した都市計画事業・加勢川雨水6号線分水築造工事で採用されたプレキャスト立孔『ウェルマン』です。施工現場は熊本市東区東本町。市道にかかっていることから、交通の早期開放が要求され、また同市が地下水を上水道に利用しているため、地下水の影響が少ない同工法が採用されました。
[現場概要]
名称:都市計画事業加勢川雨水6号幹線分水施設築造工事
施工場所:熊本県熊本市東区東本町外地内
発注者:熊本市都市建設局河川公園課
製品仕様:内径φ7600(mm)外径φ8600(mm)円周方向
4分割ウェルマン L=23.0(m)
工事期間:平成25年5月~8月
※ウェルマン工事期間のみ
立孔の外径は8.6メートルで深さ23メートル、流出部外径は4メートルとなっており、写真はシールドマシンがウェルマンに到達した際の状況です。
圧入工事としては過去最大となる4分割ウェルマンが施工され、部材高さは2.5メートルと2メートル(写真が部材状況)、この部材を10段積み上げ(鋼製部材3段含む)構築しました。
(以上、引用:セメント新聞2015年1月5日)
製品本体の製造や施工は難易度が高く、厳しい条件下でしたが、漏水等の問題は無く完成に至りました。
最後に、2016年4月14日マグニチュード(M)6.5、16日M7.3最大震度7の熊本地震が同市を襲った後も、当社プレキャスト製品『ウェルマン』は健全性を確保しております。