NEWS RELEASE 2017.12.25
阪神高速道路橋脚基礎をPCウェルにて施工
阪神高速道路株式会社が発注した西船場JCT下部工事に於いて、基礎部に採用されたPCウェルです。
この工事は、阪神高速1号環状線(北行き)と16号大阪港線(東行き)を接続する連結路の高架橋工事です。当社が携わったのは、渡り線箇所の橋脚基礎部になります。
隣接した既存の阪神高速橋脚(狭隘現場であること)及び、地中埋設物の沈下等に影響の少ない圧入工法であることが評価され、当社のPCウェル工法が選出されました。
本工事では、コンクリート遠心成形方式で製造する最大外径φ3800mm 高さ2000mmを工場で製作し、現地にてPC鋼棒により連結していきました。12ロットを連結して、L=24.0mとなる巨大な基礎を築造しました。現地施工では、既存の阪神高速道路の橋桁が近接しており、厳しい上空制限のもとの困難施工でしたが、給排水や脱水設備などの特別な設備が不要であるPCウェルの特徴が最大限に発揮され、わずかな占用面積で施工できました。
また、圧入工法による施工であることから、隣接する構造物・埋設物に対して沈下等の影響を発生させることなく、施工を完了させました。
[現場概要]
名称 :西船場JCT下部その他工事
施工場所 :大阪市西区西本町
発注・設計者:阪神高速道路株式会社
製品仕様 :外径φ3800(mm) PCウェル
工事期間 :平成29年7月~11月
※PCウェル工事期間のみ