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NEWS RELEASE 2000.10.26
既設下水道取付管への『光ファイバーケーブル固定工法』ご紹介
金属バンド工法
半円形(220度)の金属バンドに光ケーブルを吊す輪を作り、そこに光ケーブルを通して、下水道取付管上部へ光ケーブルを固定する工法です。
特 徴
- 管路内動作に電力不要
- 操作が簡易
- 小型、軽量
- 作業中に排水を妨げることがない
施工方法
- バンドとケーブルサポート金具に、ケーブルを挟み込むためのブラインドリベットを打ち、ケーブルとバンドを一体化する。 (ケーブルとバンドは固定されておらず、ケーブルサポート金具内側に施されている樹脂加工により、位置を容易にずらすことができる)
- バンドを治具に固定する。 (治具を連結して使用することができる)
- 治具を取付管内に押し込む。所定の位置まで押し込んだら、エアシリンダにより、バンドを治具から解放し、取付管内に固定する。 (連結した場合も順次解放・固定する)
- 治具のケーブルサポート部をエアシリンダの反転で縮め、管路より引き抜く。
樹脂バンド工法
管路内面補修に使用しているクロス・スティック工法を応用した工法で、エアチューブを膨張させることにより樹脂を含浸したガラス繊維を管路内壁に圧着させ、樹脂の凝固により、下水道取付管上部へ光ケーブルを固定します。
特 徴
- ポリエステル樹脂を含浸したガラスクロス(グラスファイバ製)で、ケーブルを固定
- 管路内動作に電力不要(空気圧利用)
- 操作が簡易
- 多少の水があっても施工可能
施工方法
- 治具のエアチューブにエポキシ樹脂(主剤と硬化剤を混合した物)を含有したガラスクロスを“の”の字状に巻き付ける。
- 管路内に敷設されたケーブルをケーブルサポートに乗せ、治具を取付管に挿入し(施工距離に応じて治具を連結して順次挿入する)、所定の位置に停止させる。
- 治具を取付管内に押し込む。所定の位置まで押し込んだら、エアシリンダにより、バンドを治具から解放し、取付管内に固定する。 (連結した場合も順次解放・固定する)
- エポキシ樹脂が硬化したら減圧して、エアチューブを元に戻し、治具を引き抜く。
ガイド管工法
特 徴
- ガイド管内にケーブルを挿通するため、ケーブルの保護ができる
- ガイド管は、管頂部に形成され、流水部が平滑である
- ケーブルの取り替えが容易である
- ライニング層の肉厚の変更により、管路の止水、補強が可能
- ケーブル敷設事前工事であるため、ケーブル敷設工程に影響を受けず、先行施工が可能である
- ケーブルの敷設が容易で、施工後の敷設工程が、任意に設定できる
施工方法
- 硬化性樹脂を混合し、材料に塗布する。
- 材料を保BOXに入れ、冷却する。
- 現場に移動する
- 材料を反転機に巻き取り、反転金具を取り付ける。
- 反転機を桝側に設置する。
- 反転機を加圧して、桝側より反転挿入する。
- 反転挿入完了後、ガイド管を加圧する。
- 温水機から、60℃の温水を注入する。
- 圧力を保持したまま、2時間硬化養生を行う(作業はなし)。
- 反転機を逆回転させて、気密チューブを撤去する。
- 桝側より、ガイド管先端治具(φ18)を引き抜き、ガイド管内径を確認する。
お問合わせ先 O.F.I事業部 TEL:03-3433-4117